山のみらいを考える/SDGsカードゲームを体験しました

西会津町からは少し離れた郡山市から、大槻中央幼稚園の先生方と一緒に山のみらいのことを考えてみました。そのために使ったツールは、「SDGs(えすでぃーじーず)カードゲーム」というゲームです。

SDGs(えすでぃーじーず)とは?

平成27年の国連で、

  • 30年後(もその先も)の地球が、まだ元気で豊かでありますように
  • 誰かひとりが頑張るのではなくて、みんなが出来ることをしましょう

という願いをこめて、決めた目標です。みんなで目指したい目標が17個有ります。たとえば、「安全な水とトイレを世界中に」「住み続けられるまちづくりを」といったものです。

SDGsカードゲームとは??

今回やってみた「SDGsカードゲーム」は、

それでは、どうしたら17個の目標を達成できるのか?

ということをゲームを通して体験する、考えるために作れられました。当日は、ゲームの公式ファシリテーターをお呼びして、10人の先生方と30年後の未来を体験してみました。

ゲームで体験したこと

ゲームは個人戦、10人それぞれに、ゲームクリアの条件が決まっています。そしてゲームの前半は個人の目標達成のために、ひたすら頑張ります。見えているのは、

  • ゲームのクリア条件が書いてあるカード
  • 自分はクリアできているか?(必要なものが集まっているか?)

自分の手元のみです。

これが、後半になると変わる、不思議な仕掛けがあります。みんなで目指したいことが見えるようになると、

  • 自然や社会は健全だろうか?
  • 他の人はちゃんと目標達成できているだろうか?
  • だれか、世界を良くするパワーを持っている人がいないだろうか?(いたら応援したい)

と、周りを見るようになり、気がついたら1つのテーブルの周りに全員が集まって、「どうしたらいい?!」ということを一緒になって考えていました。

また、「何かを得るには対価を支払わなくては行けない」「自分の目標達成という縄張りを超えて介入しない」というゲームの前提条件は全くの先入観だったことに気が付きました。自分はどうしても必要なくて、誰かはどうしても必要ならものが有れば、差し上げれば良い。困っていたらどんどん介入していい、のです。

そして、ゲームでは無事に「30年後も元気で豊かな地球」を存続させることができ、10人中9人の先生が、個人のゲームクリア条件も達成しました。(達成できなかった1人の先生は、自分はどうなってもいいのでとにかく地球を良くしたい、と思っていたそうです。もっとゲームに時間があれば、きっと個人でも達成できていたと思います。)

ゲームの振り返りを通して

ゲームのあとは、

  • 自分が子どもたちのために、特に大切にしたい目標は17つのうちどれか?(3〜5個くらい)
  • 明日から、どんなことに取り組めるか?

をまず考えました。「大切な資源について伝えたい」「今の暮らしが当たり前で無いことを伝えたい」「ジェンダーの視点から、子どもたちに先入観をもたせたり、押し付けたりしないようにしたい」とお話をしてくださいました。

その後は、里山で遊んだときの写真を見ながら、里山づくりと子どもたちとの活動は、17の目標のうちどれにつながっているのかを考えました。「4:質の高い教育をみんなに」は勿論のこと、パトナーシップやジェンダーについても触れられていました。

  • 2:飢餓をゼロに(田植えや稲刈りを通して、食べるものを大切にする気持ちが芽生えるような食育)
  • 3:すべての人に健康と福祉を(山に登る自分たちも、山にいる人たちも元気になる)
  • 5:ジェンダー平等を実現しよう(仕事の内容で区別せずに、みんなで協力する)
  • 6:安全な水をトイレを世界中に(山をきれいにすることで水がきれいになる)
  • 8:働きがいも経済成長も(里山で、楽しく優しく生きることを学ぶ)
  • 11:住み続けられるまちづくりを(遊びに行く、人がいることでまちが生きる)
  • 12:つくる責任つかう責任(自分たちでつくったものを自分たちで使う体験)
  • 15:陸の豊かさを守ろう(森林の維持)
  • 17:パートナーシップで目標を達成しよう(山の人と、郡山チームと協力しながら目標達成)

この中から、あの西会津町の里山だから出来ることは、

里山で楽しく優しく生きる(働く)ことを学ぶ(楽しくて良い)、

山に住んでいる人も、福島県内の都市部に住む人達も、県や国を超えて協力して来てくれる人までも、みんなでチームとして協力する(パートナーシップは日々拡大中です)

このようなポイントかなと感じました。

次回、先生方が山に出かけるのは4月のイベントです。